ブログ25 10/19『行政書類や手続きで困ること』

高次脳機能障害者のサロン『えん』ブログ

こんにちは!運営スタッフの近藤です。

季節外れの暖かさから一変、木枯らしの吹く季節となりました。年末が近づくにつれ、年末調整や確定申告などいろんな書類が届く人も多いと思います。

今年は保険証が、来年には免許証がマイナンバーカードと一体化されます。制度の変更に戸惑うかたも多いはず。

と言うことで、今回は行政書類や手続きで困ることをテーマにみんなでお話ししました。

行政手続きは、実は大変なことが多い

行政手続きが必要な書類は、大抵が家に届きます。まず、困るのは文字が読めてもそれが自分にとって必要な書類なのかどうか、判別するのが大変ということでした。

多くの方は、家族や友人にお願いして確認してもらうそうですが、中には捨てちゃう方もいるようでした。

また、内容が理解できても、書き込んで提出が必要なものや新しいものは、その対応で大丈夫か不安になってしまいます。

その場合、家族に聞く方がほとんどでしたが、直接役所に行って職員の方と一緒に対処した方も多くいました。自分で対処できる方はとても少ないようです。

さらに、手続きのために必要なものが多く、準備することが大変と思う方も多くいるようです。

窓口でも困ってしまう

いざ、窓口で相談しようとしても、困ってしまうことはあるようです。

話すスピードが早すぎて何を言ってるかわからなかった経験をした方が多いようでした。情報が入りすぎると、理解できるまでに時間がかかる当事者は多く、説明が理解できず、困ってしまうことも。

役所の中で道順を説明されても目的の場所にたどり着けなかった方もいたようなので、ゆっくり話すことや理解できたか確認しながらお話しすることは大切ですね。

たまに、ぱっと頭の中が真っ白に

お話しをしていると、ある共通の経験をしたことがある方がいました。それは、いつも出来ていたことが急に出来なくなってしまうと言うもの。

予定も時間もわかるのに、道順がわからなくなってしまう。パソコンの操作はわかるけど、どんなツールを使っていたかわからなくなってしまう。知っている言葉なのに突然読めなくなってしまう。そうなってしまうと、そのまま頑張っても、できないままになってしまうので、一呼吸おいたり、リラックスする必要があるみたいです。

コロナ禍をきっかけに、対面を必要としないシステムがどんどん増えて、いろんなことがセルフサービスになってきました。便利だとおもう反面、新しい操作に戸惑ったり、わからないことで精神的にプレッシャーを感じたり、それでは対応ができない方もいます。

ゆっくり話したり、一呼吸おいてみたり、対面でコミュニケーションを取ることの大切さを思わされた回でした。

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