速水聰(はやみずさとし)です。
私は「えん」運営メンバーの一人ではありますが、
現場ではオブザーバー参加していることが比較的多いです。
臨床における専門分野はリハビリテーション医学。
2018年以降は航空宇宙医(フライトサージャン)という顔も持ちながら
JAXA筑波宇宙センターに勤務しています。
そして2023年には陸上自衛隊予備自衛官(医官)という役割も加わりました。
高次脳機能障害に対するリハビリテーションは
医師4年目くらいから興味を持ち始めて、
研究の種となるような学会発表も何度か経験し
現在もより良いリハビリテーションを追い求めています。
昨今は素晴らしい言語聴覚士さん等の学会発表支援にも力をいれています。
「えん」のコンセプトにおいて、
いわゆる患者の会との違いがあるとすれば、
参加者と療法士(主に言語聴覚士)が会を共創(共に創る)することです。
いわゆる個別リハビリテーションという
比較的小さなお鍋で起きにくい化学反応を、
グループワークという、大きなお鍋の中で
コトコトと長い時間をかけて共に創るイメージです。
小さな化学反応を少しずつ積み上げながら
参加者本人の気づきを促していると私は考えています。
そんなコンセプトを大事にしている「えん」スタッフです。
実は宇宙飛行士もコミュニケーションや対話を大変重要視しています。
学会レベルでは「えん」の運営コンセプトと共通するアプローチ方法を
宇宙探査する宇宙飛行士との面談に応用できないか研究している研究者もいます。
「えん」を始めてから早10年が経ったことを契機に
2025年2月2日に開催の第1回 日本生活期リハビリ医学会@昭和大学上條記念館にて
「えん」の取り組みについて広報します。
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